【サイディングに外壁塗装は不要?】塗り替え時期や塗料の種類について

2021.05.20


現在日本の戸建住宅の外壁は、約70%以上がサイディングと言われています。
多くの方が、築年数が経った場合に外壁塗装が必要かお悩みかと思います。
もしかすると、新築時に業者から「サイディングに塗装は不要です」と言われた方もおられるかもしれませんが、
サイディングも劣化が進行してきた場合は塗装が不可欠です。

今回はそんなサイディングに、
なぜ塗装が必要なのか?
塗装時期はいつなのか?
また、塗料の種類についてご紹介いたします。

■サイディングに塗装が必要な理由

サイディングの中でも最もシェアの高い「窯業系」は、セメントと繊維でつくられています。
サイディングそのものは、吸水性のある素材のため、塗膜が劣化すると雨が染み込んでしまうのです。
また「金属系」であれば一見大丈夫そうに思いますが、実は錆ができるため、塗装が必要です。
外気にさらされ、紫外線や雨風の影響を受けることで、サイディングも他の外壁材と同様に劣化が進行していくのです。

▼主な劣化症状
・チョーキング
・ひび割れ
・塗膜の剥がれ
・色あせ
・カビや藻の発生
・コーキングのひび割れ

普段ご自宅の外壁をじっくりと見る機会はあまりないと思いますが、一度よくご覧になってください。
このような現象が起きている場合は注意が必要です。

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■塗り替え時期の目安

ではサイディングの耐用年数と塗り替え時期はどのくらいなのでしょうか。
耐用年数は種類・立地環境などによってもさまざまですが、一番多いのが新築から10年前後と言われています。

▼塗料の種類と塗装時期の目安

塗料の種類 塗装時期の目安
アクリル系 5~7年
ウレタン系 8~10年
シリコン系 10~15年
フッ素系 15~20年

そのため、塗り替え時期も同様に約10年~15年が目安です。

ただし上記はあくまでも目安です。
例えば川の近くだと藻やカビが発生しやすかったり、道路沿いだと排気ガスの汚れが付着し、数年で塗り替え時期を迎えることもあります。
もし10年が経っていなかったとしても、ご自身で外壁を確認して、気になる症状がある場合は、プロの業者に調査を依頼しましょう。

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