福岡県で外壁塗装工事を承っております、澤野建装の澤野です。
外壁塗装は、住宅の寿命を守るために必要な工事のひとつです。
しかし、外壁塗装を行う業者の中には、残念なことに手抜き工事を行い工事費用をだまし取る悪徳業者が存在することも事実……。
そこで今回は、「悪徳業者がよく行う手抜き工事の内容」や「手抜き工事を見抜くために知っておきたいポイント」、「手抜き工事をされてしまったときの対処法」について詳しく紹介していきます。
悪徳業者がよく行う『手抜き工事の内容』
それでは、まずは悪徳業者がよく行う手抜き工事をチェックしていきましょう。
●塗装の回数を減らして塗料代を浮かせる
外壁塗装では、一般的に塗料を「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回に分けて塗装を行っていきます。
ところが、悪徳業者に依頼してしまうと工事の期間を短くしたり塗料代を浮かせるために、通常より少ない回数の塗装で工事を終わらせられるケースも。
●外壁塗装を行ってはいけない条件下でも工事を強引に進める
外壁塗装工事では、雨の日や気温が5℃以下の場合、湿度が85度以上の場合などは施工不良を起こす可能性があるため、塗装作業を行うことができません。
しかし、そのような条件を無視して工事を強引に進める業者は、悪徳である可能性が高いといえるでしょう。
●高圧洗浄をしていない
通常、塗装作業を行う前には壁に付着した汚れや埃などを高圧洗浄でしっかりときれいに落とすという作業があります。
この作業は、塗料の密着性を高めるために必要で、怠ってしまうとわずか数年で外壁塗装に「剥がれ」が起きてしまう原因にもなります。
●養生を丁寧にしていない
養生は、周囲の床や車などに塗料が飛び散らないための工夫です。
本来ならば、養生は丁寧に行われるものですが、悪徳業者の場合工事期間を短縮するためにこの養生が十分に行われない場合も。
●簡易的な足場を組む
外壁塗装工事で必要になる足場にはさまざまな種類があり、現場によってマッチしている種類のものを選択し組む必要があります。
しかし、悪徳業者の場合現場に適していない、コストの低い足場をあえて組むというケースも……。
現場に合っていない足場は、安全性が低いだけではなく作業のクオリティにも支障が出てしまうため注意が必要です。
●見積りとは違う種類の塗料を使用する
業者にしか分からない部分であるからと、見積りで言っていた種類の塗料とは違う種類の塗料を使用するという悪徳業者も存在します。
●ひび割れ補修がきちんと行われていない
外壁塗装は、経年劣化により「ひび割れ」が発生します。
塗装作業を行う前には、このひび割れをしっかりと補修する必要がありますが、悪徳業者の場合この重要な工程を省くというケースも。
●コーキング部分の手抜き
コーキングとは、外壁と窓との隙間やサイディングボード同士の隙間を埋めるために使用される、ゴムのような「充填剤」のことです。
このコーキングには雨水の浸入を防ぐ役割があり、年月の経過とともに劣化していきます。
そのため、外壁塗装工事と同じタイミングで打ち増しや打ち替えが行われることが多いですが、悪徳業者の場合見積りにコーキング工事も含まれていたはずが、実際にはコーキング工事を行っていなかったり雑な作業で隙間をきちんと埋めることができていなかったりというケースが多く見られます。
手抜き工事を見抜くために知っておきたいポイント
続いては、手抜き工事かどうかを見抜くために知っておきたいチェックポイントを見ていきましょう。
●細かい部分までチェックする
手抜き工事は、プロの業者でないと見落とすような場所や依頼者には見えない部分で行われることが多いです。
そのため、業者に依頼する際は細かい部分の仕上がりも注意深く見ておくことをおすすめします。
●複数の業者から見積りを取る
手抜き工事を行う業者を避けるためには、複数の業者から見積りを取ることも有効です。
初めからひとつの業者に絞らず、まずはいくつかの業者をピックアップして見積りを行い、説明の丁寧さや対応、施工実績などもチェックするようにしましょう。
●詳細が明記されている見積書をもらう
見積りの内容が細かく記載されているかをチェックし、「一式」などでまとめられている場合は詳細が明記されている見積書をもらうようにしましょう。
●工程の説明や報告をきちんとしてくれる業者を選ぶ
実際にどのような作業を行うのか工程をきちんと説明してくれたり、実際に写真などを使用して報告をきちんと行ってくれる業者を選ぶこともおすすめです。
万が一手抜き工事をされてしまったときの対処
それでは、万が一手抜き工事をされてしまったときにはどのように対処すればいいのでしょうか?
●業者にやり直しを要求する
「手抜き工事をされている」と判断した場合は、業者に指摘し工事のやり直しを要求しましょう。
その場で指摘しなければ、支払い後に逃げられてしまう可能性も高い、工事を行っている間に業者に伝えることが大切になります。
●消費者センターに相談する
業者に指摘しても、工事のやり直しをしてもらえない場合は消費者センターに相談してみましょう。
業者がきちんと対応をしてくれない場合、自力で解決しようとするとスムーズに問題が解決しない可能性も高いため、第三者に相談するようにしましょう。
安心の外壁塗装工事なら『澤野建装』へ
澤野建装では、塗装に関する幅広い知識や確かな技術を持った一級塗装技能士の資格を持つ職人が在籍しております。
外壁塗装のことでお悩みの方や信頼できる業者をお探しの方は、ぜひ安心して当社にお任せください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、悪徳業者による手抜き工事を見抜く際に知って起きたいポイントについて紹介しました。
手抜きを工事の被害に合ってしまうことを防ぐために、外壁塗装工事を行う際には業者選びを慎重に行うようにしましょう。
この記事が、あなたが今後外壁塗装工事をする際の参考となりましたら幸いです。
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